11月17日②病院~帰宅

車が大嫌いで暴れる。
普段そんなに鳴かないヤツだけど、不安なようで低く鳴く。
とにかく高速を飛ばして北谷に向かう。

日付変わってたかな?
覚えていない。
病院に到着すると、すぐに待合室を開けてもらえた。

初診なので、年齢や種類、飼い方などの問診票を記入する。

すぐに診察室へ。
電話でも伝えた、現在把握できている状態を伝えて見てもらう。

検温すると熱が高かった。
暴れるかと思ったけど、疲れと怯えかあまり動かなかった。

出血が止まらないこと、腫れてきていることから、おそらくハブ咬傷であっているだろうとお医者さん。
ハブ咬傷治療の方向でガシガシ進めていただくことになった。

毛を刈って傷口の状態を確認しようとしたものの、バリカンの音を嫌がり(ドライヤー・掃除機も大嫌い)首を激しく動かす。

仕方ないので先に麻酔。
同意書なんかにサインをした……この辺でしたのかはちゃんと覚えてない。

あとはお任せして、待合室に戻ることに。
処置には1時間から1時間半ほどかかる、またトータル7万ほどになると説明を受け、それを一緒に来ていた母に伝える。

ハブの血清が4万ほど。
高いけど、ちゃんと猫用があるんだと驚いた。

時間は正確に覚えていないが、多分1時間ちょいくらいで一度中に入れてもらえた。

猫は麻酔と酸素マスクみたいなものを付けられて寝ていた。
毛刈って確認した結果もやっぱりハブ咬傷らしい。

一通り処置は終わり、この後の相談。
入院するか、連れて帰るか。
それに経過を診るのをどうするか。

北谷までのドライブは自分には短いものだけど、猫にとってはそうじゃない。
鳴いて暴れて体力を消耗するので、できることなら北部のかかりつけ医に行きたい。

とりあえず麻酔切れた後に暴れたりと、何かあったら家で対応できないので、一晩だけ入院させることにした。

朝イチで迎えにくることになり、
入院中の対応(緊急時の延命処置を望むかなど)の書類を記入する。

帰る前に顔を見ていきますか、と言ってくれたので
(血まみれで暴れているので心が痛むかも、とも)
再度奥へ通してもらい、壁際のケージに入った猫に会う。

大嫌いなカラーを付けられ、激しく暴れ回っていた。
声をかけると一瞬反応するも、ほぼ錯乱状態。

すぐ迎えにくるから、と声をかけ、急ぎ名護に帰る。
AM2:30頃?帰宅。

トイレは普段庭でするが、外に出せる状態ではないので猫砂を買い足す必要がある。
(台風時用のストックはある)
さらにカリカリより食べやすいかな?と汁気の多いパウチを買うため、朝行きながら24時間のスーパーに寄って購入することに。

朝イチお迎えは10:00なので、8:00には家を出る予定を立てる。

11月17日①噛まれた?

飼い猫がハブに噛まれた悪しき記念日。
厄払いのつもりで我が家のイベントにしようか。

夜22時頃、弟が庭で、猫が頭から血を流しているのを発見する。

慌てて家に入れ、明かりの下で見てみると、それほど大きな傷でもなさそうなのに、血がだくだく流れている。
ここで弟が家族を呼ぶ。

喧嘩の時は、庭でうなり声がするからすぐ入れるのに聞こえなかったし、怪我は基本手足がほとんどなのに
怪我の位置は後頭部……?
しかも止まる気配がない。
それで前に飼ってた子もやられた経験のあるハブじゃないかという話に。

発見は22時だが、噛まれたのは何時頃なのか……
18時頃は庭で元気に遊んでいた。
(自分は在宅仕事中)
血はだくだくだがまだ腫れてはないので、それほど時間は経ってないと予想。

行きつけの病院は夜間診療はしていない。
調べると、名護で一番遅くまでやっているのが20時だった。
とっくに閉まってる。

検索。
沖縄中南部の動物病院で、持ち回りの夜間当番があるそうで、それがこの日は那覇
ほかには北谷に夜間診療しているベッツパーク北谷というところがあった。

北部からなので、北谷が近い。
それでも高速で1時間近くかかる。

速やかに治療できるならそれがベストだけど、
車に乗せて1時間……車嫌いなのでキャリーの中で暴れること必須。
自力で治癒する可能性があるのなら、体力を消耗させない方がようのでは…?さらに毒も回りそうだし。

しばし迷い、母・私・弟1・弟2で相談。

結局
疲れさせるのはわかっているけど、前の子のこともあるので、北谷へ向かうことに。

まずは電話。
夜間診療にかかりたい、
二カ所の怪我、血が止まらないので
ハブに噛まれたかもしれない

こんな感じのことをしどろもどろに伝える。
不安すぎてハァハァしてたけど、落ち着いて情報を聞き出してくれる電話のお姉さん。

ここで夜間診療6000円と聞き、別の意味でも不安になる。
でも他に行ける場所がない。

名前と連絡先を告げ、いざ北谷へ。

猫×ハブ記録の前提

今回ハブに噛まれた♂猫の前にも、飼っていた♀猫が噛まれて死んでしまったことがある。
当時私は県外で働いていて後から知った。

猫は半室内飼い。
基本は家の中にいるが、庭で自由に出て遊ばせていた。
寝る・ご飯は中、トイレ・遊びは庭。

うちは沖縄北部の超田舎。
古民家を改築したようなとこで、庭が無駄に広い。
隣は空き地が熱帯雨林のようになっている。
近くにドブ川もあり湿っぽい感じ、サトウキビ畑もあって、ヘビが住むにはちょうど良いのかも。

定期的に家周辺の草刈りをして、しばらくハブは見かけないから大丈夫だろうと思っていた。
甘かった。

猫がハブに噛まれた時の記録

f:id:nekohabu1117:20161120123722j:plain2016年11月17日(木)

飼い猫がハブに噛まれて大怪我をした。

その時の対処と経過を残しておこうと思い、3日も続いたことのないブログを開設。

なぜなら
【猫 ハブ 噛まれた】で検索しても、具体的な情報がなくパニックになったため。

「なんか大丈夫だった、今は元気」
「犬猫は大丈夫らしい」
「小型犬がマムシでなくなった」
……
どこでどんな治療をしたのか、
どれくらいの費用が必要なのか、
何も治療せずに全快したのか、
後遺症が残ったのか、などなど
必要な情報が探せなかった。

自分が書いておくことで、沖縄の猫飼いさん達が同じ悲劇に見舞われた時、少しでも参考になることを願って。